たけじんの趣味雑記

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リオネッタの呼称と回数 前編

さんを付ける相手とは



という訳でタイトル通り、リオネッタが誰を何回呼んだかについて纏めます。

リオネッタは基本ペチカだけを「ペチカさん♡」みたいに呼んでるイメージがあるんですけど、(絶対はぁとって付いてる喋り方ですよ可愛いね)後編で買い物の話題を出してる時に「クランテイルさん」と呼んでいたのが割と衝撃的で覚えています。
リオネッタは生きてきた世界が世界だけにクランテイルには大人しく従っているフシがあったので、ペチカとは違う意味を込めてさん付けしていたのかなぁとか色々考えてしまいますね。

さてパーティーの財布係だなんだとか色々考察点は後のネタに残して、さっそくリオネッタが敬称を付ける相手とその回数を調べてみました。

条件

  • リオネッタ→クランテイル/御世方那子/ペチカの名前を呼んだ回数。皮肉/嫌味/その他暴言などを代名詞としている場合は含めない。
  • リオネッタのセリフ「」に登場する呼称に限る。地の文の途中で「」が使われる場合も同様に含める。
  • 地の文で~と呼んだ、等と記されたものは除外する。


この3つを基準にしてリオネッタの言葉を追っていきます。皆さんもrestartを手に、一緒に読み進めていきましょう。見落としの指摘があると嬉しいです。


前編


さぁお待ちかね、本当にリオネッタはペチカさんペチカさん言っているのか?
クランテイルや那子の名前は呼んでいたっけ?

前編でリオネッタがパーティーメンバーを呼んだ回数は……





ペチカ

2


クランテイル・御世方那子

0


という結果でした。
クランテイルも那子も両方名前を呼ばれていません。きっと知らないところでクランテイルの名前ぐらいは呼んでいるはず……ペチカ視点なので戦闘班は地底エリアまで夜しか会いませんしね。アニメ化したとき戦闘班のアニオリに期待です。

実際のセリフと感想で振り返ってみましょう。

前編の「ペチカさん」2回

その1

「心配は要りません。ペチカさんは私が守りますわ」
魔法少女育成計画restart前編 197p から引用)

地底エリアへ入ったことにより、探索班の戦闘が苦しくなったことからリオネッタが戦闘班と一緒に行動することを提案。ゲームクリアの為にはパーティーの結束を強力なものにしなくてはいけない、と熱く語ってクランテイルを説得します。

このセリフ自体は

(前略) ささっとペチカに近寄り耳元で囁いた。

とあるように至近距離でリオネッタが囁いています。

おしとやかなリオネッタ可愛い……とかリオネッタ恋する乙女か……とか二人だけの秘密にしたいリオネッタ好き……とかここリオペチポイントとか色々感想はあるんですけど、なによりAudibleで聞いた時のトーンが非常に好き。大好きです、萌えた。
吐息が耳にかかり、火照った身体の熱を逃がすような、有り体に言って女の声ですね。そういった演技になっていました。個人的な感想ですよ。
ここは本当に聞いてもらいたい。リオネッタ好きにはぜひ。めちゃくちゃ好きです。

リオネッタの距離感がいきなりおかしな感じになっているのは、育った環境の弊害である対人関係の下手さ故にでしょう……ここは考察点ですね。いずれリオネッタ(九条李緒)の性格の考察でバリバリ書く予定ですのでよろしくお願いします。

次いきましょう。

その2

「こんなじめじめとしていて薄暗い場所なんて長居したくありませんのに、気のきかないこと。あ、ペチカさん。このハンバーグってつなぎになにを使っているのかしら」
魔法少女育成計画restart前編 247p より引用)

地底エリアでの食事中の1コマ(1セリフ?)からです。既にエリアが開放されていてもおかしくないのに遅い、と時間を気にするリオネッタにペチカが同意してこの言葉へと繋がります。

使っているのはパン粉(らしい)。魔法で作った料理なのでペチカも推測で語っていますが、リオネッタは気にせず「素敵ね」と丁寧に返事。
那子と露骨に態度の差が見えて実にリオネッタらしいです。決してペチカを粗雑に扱わないところが一貫してますね。直前まで愚痴っていても、ペチカと話す時は微塵も不機嫌さを感じさせません。


ちなみに彼女が急いでいる理由は恐らくメルヴィルに脅迫された件でしょう。
いつ/どのタイミングで/どう殺すか、を考えながらジェノサイ子の死体を動かしているリオネッタが時間を気にするのも納得いきます。
恐ろしいのは裏で仕事をまっとうしながら、表ではペチカの料理をきちんと称賛している点。
彼女の特異性……演技/仮面"ペルソナ"……とでも言うべきでしょうか。多少素が出ていますが完璧に隠しています。この辺りも考察したいところ。

前編総評


地底エリアで戦闘班(クランテイル・リオネッタ)と探索班(御世方那子・ペチカ)が合流してからリオネッタは「ペチカさん」と呼び始めています。
タイミングや理由としては"親しみを込め、パーティーの結束をより強固にする"といった感じでしょうか。あとはそう……リオネッタがペチカを守ると決めたからペチカさんと呼び始めた、などが考えられますね。
コミカライズ版だと普通にそれ以前からペチカさん呼びなので、単純に描写の外だった可能性もあります。

クランテイルや那子の呼称に関しては、基本的にリオネッタは「貴女」と呼びかけることが多いので致し方ない部分です。ペチカも貴女と何度か呼ばれてますしね。
そう考えると、真っ先に名前で呼ばれたペチカはやっぱりリオネッタにとって特別なんだよなぁ……


コラム

那子「リオネッタさん」

那子は一度だけリオネッタを名前で呼んでいます。クランテイル/御世方那子/リオネッタが初登場した時のセリフです。

「とりあえずビルに登れば見渡せマースって。それをリオネッタさんが」
魔法少女育成計画restart前編 36p より引用)

これ以降、那子はリオネッタを名前で呼んだことはありません。まぁ那子もまだこの頃はリオネッタと仲良くしようとしていたんでしょう。
リアルドール」というあだ名はリオネッタの「私のいないところで悪口?」の言い分通り、本人が居ない時だけ口にしているのが分かりやすくて面白いですね。
リオネッタも「下品な発言は私のいない場所でお願いします」と言っていますが上述の通りなので、なにをどう言おうと難癖つけてくるのがまた可愛い。
リオネッタ可愛いしか言っていないな……


リオネッタの呼称/その他編


口調は丁寧でも口の悪さから、パーティーメンバー以外にも自重しないのがリオネッタです。

「なんであの大ネズミに通せんぼされなければなりませんの?」
魔法少女育成計画restart前編 128p より引用)

山岳エリアで引き続きチェルナー・マウスに狩場を占領され、夜に合流した際の怒り。
チェルナーはふかふかでふわふわなハムスターのきぐるみ魔法少女ですが、頭にきているリオネッタは構わず大ネズミと罵倒。毒舌がいつもより下品な感じから相当キレていると分かりますね。

この後の那子とのやり取りで「心底から忌々しそうに舌打ちをし、わざと土埃をたてるようにして手近な岩に腰掛けた。」という描写が大好きで、普段は口撃だけで済ませていたリオネッタが直接その不満と苛つきを表現したのが素顔が見えて可愛いなって……可愛い?好きだなと。いや可愛いわリオネッタ、いつでも可愛い。大好き。




記事が長くなりましたので、リオネッタの呼称と回数 後編 - りおすきへ続きます。